野生」カテゴリーアーカイブ

嘘ニュース:ワッフルを食べに来たしろくまの写真は17年前のもの

しろくま界にもフェイクニュースの波が…
近頃話題になっていた「ワッフルの匂いに誘われて窓に現れたシロクマ」という写真、
しろくま好きの人なら見かけたりしたのではないでしょうか。
リンク「突然ですが、こんにちは」ワッフルの匂いに誘われて窓に現れたシロクマがユニーク

元になったのはRedditのこの投稿みたいです。
My uncle, who works on an Arctic research vessel, got an unexpected visitor today : pics
これが話題になり、DailyMailなどが取り上げ、日本にも伝わってきたわけですね。
投稿者は「北極の研究船で働く叔父さんが今日撮った写真だよ〜」と言っているようですが、
この写真が撮影されたのは17年前。
Norwegian Polar Instituteによると、場所は実際に北極の研究船Lanceの上であるものの、
写真に写っている男性は今は引退しており、研究者でもないそうです。
17年前にはルールが違ったかもしれないけど、
現在では野生のホッキョクグマに餌を与えたりはしないんだからね!とおっしゃってますね。

A 17-year-old photo taken aboard a Norwegian research vessel has been given a new life, much to the disappointment of the Norwegian Polar Institute.

誰が撮ったかわからない写真をさも自分の身内が撮ったように作り話をして触れ回る人の心理ってわからないな。
3時のコーヒーでワッフルを作っていたとか言っちゃってさー。
嘘の片棒を担がないように慎重にまとめないとなー。

写真付き記事Amazing moment polar bear pops its head into Arctic boat | Daily Mail Online(記事訂正済み)
リンクLiker ikke at dette 17 år gamle bildet sprer seg på nett – NRK Troms – Lokale nyheter, TV og radio

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メスのホッキョクグマ、最長記録687キロを泳ぐ

厳しい環境で暮らす、野生のしろくまの話題をいくつか。

写真付き記事ホッキョクグマの子ども、海氷減少で死亡率高まる=調査【via Reuters】…2011-07-20
写真付き記事ホッキョクグマ、687キロを泳ぐ【via ナショナルジオグラフィック】…2011-07-21
記事についてのコメント野生のメスのしろくまが、9日間連続で泳ぎ続け、687キロの距離を移動したのが確認された。
陸地につく頃には、一緒に泳ぎ始めたはずの子グマの姿はなくなっていた。
泳ぎ始めたものの陸地は見えず、泳ぎ続けるしかなかった母グマ。
しろくまに首輪をつけて追跡している研究チームによると
子グマを連れていた母グマの11頭中5頭が、長距離移動後に子グマを亡くしていたとのこと。

写真付き記事消えゆく氷の上で【via ECO JAPAN】…2011-07-22
記事についてのコメント「ナショナル ジオグラフィック日本版」2011年7月号の特集の抜粋。

公式サイト消えゆく氷の上で | ナショナル ジオグラフィック(NATIONAL GEOGRAPHIC) 日本版公式サイト
記事についてのコメントフォトギャラリーや動画も。
オスグマは子グマを食べることがあると話にはきいていたけど、実際に写真を見るとやはり衝撃的 )):3

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国後島の白いヒグマ

北方領土の国後島と択捉島には、白いヒグマが住んでいるらしい。
日本側として初めてその全身撮影に成功!
場所は国後島北東部の自然保護区内。
撮影したのはNPO法人「リンク北の海の動物センター」や
リンク日本大学の哺乳類の専門家グループで、
3頭の白いヒグマを激写。

記事白いヒグマ:全身とらえる 日大チームら初成功--国後島【from 毎日jp】
記事白いヒグマの写真公開/国後島で撮影【from 釧路新聞】
記事についてのコメント国後島に生息する約300頭のうち、およそ一割が部分的に白いってロシアの研究者が言ってる!
そんなにいっぱい!

くま写真は以下から。
写真付き記事国後の白いヒグマ鮮明に ビザなし調査団が撮影【from 北海道新聞】
写真付き記事国後島で白いヒグマの全身撮影 ビザなし交流の日本調査団【from 47NEWS】
記事についてのコメント9月10日〜20日の間、日本の専門家グループと、ロシアの研究家が共同調査。
撮影された期間は9月12日〜17日。
昨年も上半身の撮影には成功していたみたい。
全身を激写された3頭はどれも成獣で(成獣って響きかっこいいよねー)性別は不明。
顔とふともも以外ほとんど白かったり、上半身だけ白かったり。
体毛から遺伝子を解析して、我らがしろくまとの関連を調べるのです。
しろくまとヒグマは親戚らしいですからね。
進化の謎が解き明かされるのに期待。

プーチンとしろくま

フロッケと仲良しのラスプーチンの方ではなくて、ロシア大統領の方のプーチンさん。
野生のしろくまをねじ伏せて首輪をつけ、握手までしたことで話題に。
としか見えない写真ですが、実際は違います。
そのうえ、プーチンさんは大統領でもなかった。今は首相なのね…。

写真付き記事ロシアのプーチン首相、北極でシロクマに首輪付ける【from Reuters】
写真付き記事ホッキョクグマの保護訴え プーチン首相が北極圏訪問【from 47NEWS】
記事プーチン首相 北極圏を視察【from The Voice of Russia】
記事についてのコメントプーチン首相が狙っているのはしろくまではなく、北極圏の資源。
そのためにはしろくまに恩を売っておく必要があるのですね。違うか。
いつ頃かは明かされていませんが、北極圏のロシア領フランツヨシフ諸島を訪れ、
動物学者らとともに麻酔のかかったしろくまに首輪をつける保護活動のお手伝い。
眠りながらプーチン首相と握手をしたのは、230キロのオスのしろくま。
麻酔から覚めた頃には、なんとなく肉球にぬくもりを感じているかもね…なんてきれいにまとめてみました。

2010年3月 最近のくまニュースまとめ

記事ホッキョクグマの取引全面禁止否決【from Sponichi Annex ニュース】
記事ホッキョクグマ禁輸案を否決=米国主張通らず−ワシントン条約会議【from 時事ドットコム】…2010-03-18
記事についてのコメントマグロの話題で日本列島が沸いていた裏で(お寿司屋さんよかったね!)、
アメリカが提案していたホッキョクグマ国際取引禁止案は否決。
カナダ、ノルウェー、デンマークなどが「しろくまは絶滅の危機なんかじゃないよ」と反対。
投票の結果は賛成48、反対62、棄権11。
以前も取り上げましたが、日本は最大の毛皮輸入国とされているんですよねー。
剥製や毛皮を集めたい気持ちが私にはわからないんですが、
今ちょうど上野の科学博物館で
リンク大哺乳類展 陸のなかまたち」が開催されています。6月13日(日)まで。
でもやっぱり剥製って怖いなあ。
生きていた時と全く違う形相で固められて。見ていて心臓がざわざわする。
見に行きますけどね。

写真付き記事旭山の小菅さん、お別れ記者会見【from asahi.com】
写真付き記事旭山動物園を全国一に…小菅名誉園長退任へ【from YOMIURI ONLINE】…2010-03-28
記事についてのコメント旭山動物園をここまで大きな存在に育てた名誉園長の小菅さんが、
3月末に退任、3月26日にお別れ会見を開いた。
4月末からの大型連休には、スマトラに象を見に出かける予定とのこと。
野生のホッキョクグマも見たいんだそうです。
見たことないというのは意外ですけど、園長さんなんてお忙しそうですもんね。

記事子グマの購入ピンチ 男鹿水族館【from さきがけonTheWeb】…2010-03-30
記事についてのコメント秋田県の男鹿水族館が、釧路から嫁(ツヨシかクルミ)を借り受ける代わりに、
海外からオスの子グマを購入して貸し出すよ!の件、難航中。
発育が悪く栄養剤を与えられているらしいのですが、元気に育ってほしいなあ。
別に日本に来なくてもいいから、長生きしてほしい。

記事とべ動物園:開園22周年 年度初の来場者に記念品 /愛媛【from 毎日jp】…2010-04-02
記事についてのコメントとべ動物園は開園22周年。
新年度初の来場者に記念品を贈呈した、という記事ですが、
なんとその記念すべき方は「福岡県北九州市の動物飼育員」なんですと。