月別アーカイブ: 2006年5月

雑種のしろくま

先日カナダ北部で
ホッキョクグマとハイイログマの交配種が、野生で初確認されたようなのです。
CNNの記事
これ、母熊と父熊、どっちがどっちなんでしょうか。
見た目はかなりホッキョクグマっぽいですけど。
泳ぎは上手なのか、アザラシは食べるのか、シャケも食べるのか?

(元記事が消えてしまったので、画像と文章を引用させていただきます)

ハイブリッド 引用
トロント──カナダ北部のノースウェスト準州で、ホッキョクグマとハイイログマの交配種が確認された。ハンターが仕留めた両方の特徴を持つクマのDNAを調べた結果、交配が判明した。人工飼育下では、ホッキョクグマとハイイログマが繁殖して、生まれた子どもに生殖能力があることが確認されているが、野生で交配種が見つかったのは初めて。

ノースウェスト準州当局者によると、米国人男性(65)が先月、同州北部のバンクス島で、白い毛皮に茶色のまだら模様があり、つめが長く、背中部分がハイイログマのように出っ張っているクマを見つけ、仕留めた。

しかし、男性がハイイログマの狩猟許可を取っていなかったため、当局がクマを押収。検体をDNA鑑定したところ、ホッキョクグマの母親と、ハイイログマの父親との間に生まれた交配種であることが判明した。

そのため、男性は罰金や禁固刑を科せられる恐れがなくなった。この男性は現在、ハイイログマの狩猟許可を得て、同準州イエローナイフで狩りを続けているという。

ノースウェスト準州と接するヌナブト準州でも、これまでにホッキョクグマと一緒にいる、明るい茶色のクマが確認されており、交配種ではないかとの話が持ち上がっていた。

ホッキョクグマとハイイログマの生息域は、北極圏で重なっている部分がある。また、冬眠から目覚めたハイイログマがエサを探すうちに、氷山に乗って北極圏へ向かうことも、たまにあるという。これまでに、バンクス島やビクトリア島で、ハイイログマが確認されている。

しかし、ハイイログマとホッキョクグマがどのようにして繁殖し、交配種が生まれたかは、明らかになっていない。

野生動物保護当局などによると、ハイイログマの生息数は、米アラスカ州3万1700頭、カナダ2万5000頭、その他の米48州で1200頭。一方、ホッキョクグマは、カナダとグリーンランド、ロシア、アラスカの北極圏で2万4000頭。

絶滅危惧種として認定されたことだし、
純血にこだわらずワッサワッサと子を産んでほしいものだけど、
生態系に問題ありなのかしら。
絶滅しませんように。