人工哺育されたことで有名なピースの母親であるバリーバが
14年間過ごしたとべ動物園を離れ、よこはま動物園ズーラシアへ。
ジャンブイとの繁殖に挑戦します。
時間がたってしまったので、順を追ってまとめておこう。
【バリーバ移動の発表】
ホッキョクグマ・ピースの母バリーバ新天地へ 6日にお別れ会…2011-11-06
「新天地」を「天国」と空目して、亡くなったかと驚いた
しろくまの国内での飼育頭数は10年前の61頭だったものの、現在は45頭に減少。
バリーバのスーラシア行きは、昨年11月に発足した「繁殖検討委員会」によるもの。
デンマーク生まれスイス育ち、愛媛でピースを産み(他3頭産んでいますが育たず)、新天地横浜へ。
飼育員の高市さん(ピースの育ての母)によると
「誇り高く野性味たっぷりのバリーバは、ヒグマのように食べ物には決してつられず、すんなりと寝室に入ったことは14年間で一度もなかった」
「苦労も絶えなかったが、人になつかないところが個性的でかわいらしい」
とのこと。この野性的なところが、繁殖では良い方向に働くかもしれません。
【バリーバへの期待】
ホッキョクグマ 婚活大作戦 国内絶滅ピンチ救え【via TOKYO Web】…2011-11-26
バリーバ(20歳)ジャンブイ(19歳)、世代も一緒で気も合うといいんだけど。
バリーバの娘ピースは人工哺育での国内最長生存記録を更新中。エライ!
ズーラシアはバリーバを迎えるにあたって産室も改修。
【出発・到着】
ズーラシアにホッキョクグマ「バリーバ」-愛媛の動物園から来園へ【via 港北経済新聞】…2011-11-28
11月29日に引っ越し。
迎えるズーラシアのジャンブイは、今年5月にパートナーのチロ(20歳)を亡くして独り身。
バリーバお嫁入り 横浜に向け出発【via 愛媛新聞社】…2011-11-29
飼育員さんたちに見守られながらトラックで出発。レンタルの契約期間は3年。
ズーラシアでバリーバの飼育を担当するのは、とべ動物園で飼育実習経験のある女性飼育員さんだそうで!
ホッキョクグマ繁殖計画 愛媛から16時間 ズーラシア到着【via TOKYO Web】…2011-11-30
トラックの荷台に乗ったバリーバは28日午後4時ごろ、とべ動物園を出発。
約16時間後の29日午前8時すぎにズーラシアに無事到着。
同居は、発情期に差しかかる1月ごろから。
一般公開は未定。
バリーバが仲間入り【via タウンニュース】…2011-12-08
ホッキョクグマ「バリーバ」嫁入り 横浜・ズーラシア
来年早々の公開を目指して準備中。
鶏肉やサツマイモなどをためらうことなく食べ、健康診断も問題なし。
園舎の柵越しに対面では、ジャンブイがバリーバを気にする様子。
バリーバの引っ越しを機に設置された産室は奥行き4メートル程度の細長いもの。雑音が聞こえない防音設備も。
17日に21歳の誕生日。
ホッキョクグマ「バリーバ」の一般公開について | よこはまのどうぶつえん…2011-12-01