阿蘇カドリー・ドミニオンで飼育されていた2頭のしろくまのうち、
オスの「トウチャン」が10月3日に亡くなりました。
国内最高齢の「トウチャン」死ぬ 熊本
30歳ホッキョクグマ死ぬ、人間なら80代
阿蘇、最高齢ホッキョクグマ死ぬ 推定30~31歳
日本最高齢のホッキョクグマ「トウチャン」死ぬ 熊本
死因は肝臓がんによる肝不全。
推定30〜31歳で、人間にしたら80~85歳くらい。
9月に入ってから体調を崩し、10月1日からは展示を中止し投薬治療、
3日の夕方に飼育員の見守る中、息を引き取ったということです。
トウチャンは野生出身で1980年9月26日、生後約1歳の頃に阿蘇カドリー・ドミニオンに来園。
体長230センチ、体重460キロで大柄。
阿蘇カドリー・ドミニオンの発表はこちら。
3日に死んで、11日に公表。こんなに間があくのも珍しい気がします。
私がしろくまニュースをまとめるようになってからそれなりに時間が経ちますが
この訃報以前にカドリー・ドミニオンのニュースを見かけたことはないように思います。
カドリー・ドミニオンには行ったことはないのですが、クマ牧場なんですよね。
個人的には、動物を餌付けしてそれを見せ物にする施設には抵抗があります。
しかし野生のしろくまの寿命は25年前後と言われている中で、
30歳位まで生きたというのは長生きしたと言っていいのではないかと。
そこには飼育員さんたちの愛情や努力があったと思いたいです。
記事には「カドリー・ドミニオンによると、トウチャンが亡くなったことで、
国内最高齢は上野動物園のレイコさんになった」、と書かれていますが
熊本市動植物園のミッキーや周南市徳山動物園のユキさんの方が年上では…?
ミッキーもユキさんも生まれがはっきりとしないのでカウントしていないようです。
上野動物園のレイコさんはまだ26歳なので、最高齢というのも違和感がありますね。
20代後半のしろくまが少なかったり誕生日が明確でないのは、その時代に何か理由があるのでしょうか。
今年は猛暑の影響もあってか、訃報の多い年だったように思います。
今年もまだ2ヶ月ありますが、これからはどんどん涼しくなって、
熊本番の季節ですからみんな体調を崩すことなく元気に過ごしてくれることを祈っています。